2014/05/13

A Pocket Guide to Mournholdの日本語訳

TESOに登場する書籍"A Pocket Guide to Mournhold"(UESPリンク)の日本語訳です。


モーンホールドへのポケット・ガイド
モーンホールドの街の旅行案内

 ようこそ、旅人よ!光と魔法の街、モーンホールドへよくぞいらっしゃいました!このポケット・ガイドはあなたに安心な旅を提供するために、第二紀481年現在最新の、あらゆる必要な情報を、注意をもって取り揃えたものです。

 モロウウィンドの首都であるモーンホールドは、タムリエルで最も素晴らしい都市でもあります。祈りと交易を通りにもたらす旅行者たちを、我々は熱く歓迎します。

 日々数多くの巡礼者がこの都市にやってくるので、道に迷ってしまい、途方に暮れて、この街の人混みと構造にうんざりしてしまった旅行者に時折出会うでしょうが、どうかご理解ください。

 全ての来訪者をもてなすために、都市事務官が場所ごとに注意すべき点と、楽しむべき催し、従うべきトリビュナルの教えなどについてまとめました。よく読んで学び、滞在を楽しんでください!

 畏敬:モロウウィンド内外のダンマーはこの街へ、現人神トリビュナルへと祈りと畏敬を表するべく訪れます。あなたが我々ダンマーの兄弟姉妹であるならば、アルマレクシア、ヴィヴェク、ソーサ・シルのトリビュナル三柱へ敬意を払う正しい手法を知っているはずです。トリビュナル聖堂を含めた聖なる祠が街に点在し、寄進を受け付けています。

 あなたがダンマー以外の訪問者であるならば、我々模範的市民を観察し正しい行いを学ぶべきです。最も安全な行動方針は単純なものです。ダンマーのするようにし、ダンマーの言うように言うことです。そして自分の訪れている場所について、心を配ることです。

公正なるトリビュナルに異を唱える異端者に出会っても、どうか心配されませんよう。彼らへの対処は、しっかり心得ております。みなさんの旅の安全は、我々にとっての最重要事案であります。

 グレート・バザー:モーンホールドは、モロウウィンドにおける商業の中心都市でもあります。お買い物に訪れたみなさんを歓迎いたします!もしもこの素晴らしい街を訪れるのが初めてなら、衛兵に気軽にお尋ねください。商業地区への安全な近道をお教えします。

 グレート・バザーは一番大きく、活気のある市場です。皆さんの滞在での主な目的地になるでしょう。野外劇場での季節のイベントや、広場で催される流浪・受難劇、手入れの行き届いた公園で行われる公共唱歌隊の合唱、などを見逃さないようにしてください。皆さんがお買い求めになった物は、全てモーンホールドの一部として、この地を去った後の思い出となることでしょう。しかし、登録済みで認可された商人からのみお買い物をされるようにお願い致します。適切な手数料、消費税を徴収する唯一の確実な方法なのです。

 ブリンディジー・ドローム(Brindisi Dorom)広場:迷える者はブリンディジー・ドロームの彫像と庭園を眺め歩けば、安らぎを得られるでしょう。木や花々は太陽の光を求めて空へと伸び、モーンホールドの市民はトリビュナルの叡智を求めて、腕を伸ばし祈りを捧げるのです。慰めが与えられんことを!

 トリビュナル聖堂:旅行者は、モロウウィンドの現人神が住むトリビュナル聖堂を訪れるのが待ち遠しいことでしょう。熱心な訪問者の皆さんを我々は歓迎していますが、行き過ぎた者にはオーディネイターが対応に当たります。どうかご理解ください。要は、何事もほどほどにということです。熱意が抑えられないのであれば、街の各地にあるトリビュナルの祠が贖罪のための寄贈を受け付けております。

 お探しのものは、すべてここ、モーンホールドで見つかります!司祭、事務官、衛兵の我々が保証します。どうか滞在をお楽しみください!

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流浪・受難劇→a wandering passion play
passion playは「キリスト受難劇」だそうだ。なのでこれはたぶん…サマーセットで迫害を受けていたチャイマーがボエシアに導かれてモロウウィンドに辿り着いた、そのお話なんじゃないかと

”預言者で神秘主義者の聖ヴェロスは、サマーセット島の退廃的な故国からダンマーを連れ出し、約束の地モロウウィンドへと導いた。” 『聖人の生涯』
とか、いかにもな感じですね

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